友と私の新婚生活
「アキ…保健室行こう…」


由美が私の制服をぎゅっと握りながら言った。


その手は震えていて…。

うつむいてたけど泣いてたのがわかった…。



由美と手を繋いで保健室に行った。


保健室には長谷川先生だけがいた。



「渡邉どうしたんだ!?舞岡!?何があった!?」



長谷川先生は男だけど、若いから気軽に話ができる。



「まずは…アキの怪我処置して…」



由美がそっと私の背中を押した。



「うん、わかった!渡邉、そこに座れ」



幸い、怪我は腕や足にかすり傷だけですんだ。
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