パノと魔法使いとその仲間
車はどんどんどんどん走っていって色んな所に行ってね、たくさんたくさん色んな珍しいものを見たんだ。
車を降りるとき、リョウは僕をシャツの襟元に突っ込んで顔だけ出してくれたの。二人で見てる景色を僕も一緒に見てたんだ。
海の上に浮かぶ島から煙がモクモク出てた。
夕日が沈むところも顔を赤くして三人で見てた。
星がすごく近くに見える山の上で、首が痛くなるくらい三人で夜空を見上げたりもした。
(楽しいな♪ 楽しいな♪)
僕は良い家族に出会えたんだな。
それからすごく賑やかな所にも行ったんだ。
空を飛ぶ乗り物でね、遠くまで行ったよ。
広いところに珍しい建物がたくさんあって、ネズミとかアヒルの着ぐるみ着た人が手を振ってる。
「次、スプラッシュマウンテンね!」
「だいぶ列ぶんじゃないの?」
「これは乗っとかないと!」
なんだか長い行列に入ってずーっと待った。時折すごい叫び声が聞こえてくるんだけど……
「パノ濡れない?」
「大丈夫だろ。それに最後の写真にコイツ写ってなかったら可哀想じゃん」
(うわ~い♪ 写真大好き。僕はいつもニコニコ笑って写るんだ)
やっと僕らの順番が回ってきた。
大きな丸太みたいな乗り物に乗り込んで、水の上をプカプカ浮かんで進むんだ。
でもすごく暗いトンネルを進んでくと……
「キャーっ!」
──て歓声の中、一気に下に落ちるんだ!
(スゴい! 面白い!)
やっと光が見えてきて、もう終わりかな? って思ったら最後にドーンと下の池に向かって落ちた。
水しぶきがキラキラ光って僕らに降り注いできたけど気にならない。だって面白いんだもん♪
リョウもアヤもすごく楽しそうに笑ってる。
降りるときにはもう僕らの写真が出来ていた。最後に落ちるところだ。いつの間に撮ったんだろう?
うん、ちゃんと笑って撮れてる。えらいぞ、僕。
車を降りるとき、リョウは僕をシャツの襟元に突っ込んで顔だけ出してくれたの。二人で見てる景色を僕も一緒に見てたんだ。
海の上に浮かぶ島から煙がモクモク出てた。
夕日が沈むところも顔を赤くして三人で見てた。
星がすごく近くに見える山の上で、首が痛くなるくらい三人で夜空を見上げたりもした。
(楽しいな♪ 楽しいな♪)
僕は良い家族に出会えたんだな。
それからすごく賑やかな所にも行ったんだ。
空を飛ぶ乗り物でね、遠くまで行ったよ。
広いところに珍しい建物がたくさんあって、ネズミとかアヒルの着ぐるみ着た人が手を振ってる。
「次、スプラッシュマウンテンね!」
「だいぶ列ぶんじゃないの?」
「これは乗っとかないと!」
なんだか長い行列に入ってずーっと待った。時折すごい叫び声が聞こえてくるんだけど……
「パノ濡れない?」
「大丈夫だろ。それに最後の写真にコイツ写ってなかったら可哀想じゃん」
(うわ~い♪ 写真大好き。僕はいつもニコニコ笑って写るんだ)
やっと僕らの順番が回ってきた。
大きな丸太みたいな乗り物に乗り込んで、水の上をプカプカ浮かんで進むんだ。
でもすごく暗いトンネルを進んでくと……
「キャーっ!」
──て歓声の中、一気に下に落ちるんだ!
(スゴい! 面白い!)
やっと光が見えてきて、もう終わりかな? って思ったら最後にドーンと下の池に向かって落ちた。
水しぶきがキラキラ光って僕らに降り注いできたけど気にならない。だって面白いんだもん♪
リョウもアヤもすごく楽しそうに笑ってる。
降りるときにはもう僕らの写真が出来ていた。最後に落ちるところだ。いつの間に撮ったんだろう?
うん、ちゃんと笑って撮れてる。えらいぞ、僕。