カクテル 〜カシス〜
それからは真奈美の言葉が頭の中に入ってこない。




時間はどれくらいたったか、ボォーとしてしまうことが多くなってきた。



そんなときだった。


「よっ真奈美!俺にも紹介しろよ!!」



ひとりの男が真奈美に話してきた。


「痛いなぁ!!叩かないでよ!」



突然、わいてでてきた彼の名前は誠。
彼も−カシス−のバイトの人だった。



「ねぇ、名前なんていうん?俺は誠!マコチャン呼んでな!」



明るい口調で話してくる誠にも慣れるまで、そう時間はかからなかった。
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