カクテル 〜カシス〜
日曜日になり、いつもは仕事帰りにカシスに向かうのだが今日は足が重い。




先週、マコチャンとあんなことがあってから顔合わすからだ。



−マコチャンは私のこと、どう思っているんだろう?−



一人ではどうしても行きづらかった。でも、マコチャンに会いたい。



私は電話をした。



プルルル プルルル



『はいはい?』



電話に出たのは真奈美だ。


海水浴以来、ちょくちょく遊ぶようになっていた真奈美。
真奈美は私がマコチャンのことを好きなことを知っていた。
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