寮生活は秘密がいっぱい☆

その声は直也先輩たちにまで聞こえていた。



「どうした夏乃！？」



直也先輩が駆け寄ってきた。



「…なっﾅﾆﾖ。」

先輩達は直也先輩が来たので少しひるんだ。




「君たち…もう夏乃に色々するのやめてくれないか？」

直也先輩が、先輩たちに頭を下げた。



「ちょ…直也先輩…やめて…、」

夏乃が直也先輩の頭をあげようとしている。



「夏乃…お前が嫌がらせを受けていることは知ってたんだ。けれど…お前は俺に何も言わなかった…だから、俺はお前が何が言ってくるまで知らないふりをしようって決めてたんだ。…でも…
お前がこれ以上傷つけられるのは見たくないんだ…！」



直也先輩の言葉にあたしや聖子、先輩たち、ギャラリーの香希と雄司、そして夏乃は言葉を失った…。




「頼むから…俺のせいでこんなことになってるなら…謝るからもうやめてくれ…。」


先輩は頭をさらに下げた。