寮生活は秘密がいっぱい☆
目が覚めると、そこは保健室のベッドの上。


香希があたしを覗きこんでいる。


「…未有…大丈夫か?」

香希はあたしの髪を撫でながら聞いてきた。



「うん…大丈夫…。あたし…何してたんだっけ…?」


「運動神経が無いくせに、運動神経のいい直也先輩をかばって、顔面ボールで強打してぶっ倒れたんだよ!マヌケ!」

香希は睨み付けながらあたしに言った。
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