寮生活は秘密がいっぱい☆
手をつないだまま沈黙で歩くあたしたち。

そのまま寮に着き、中に入ったが寮生は誰もいないようだった。



「慌てて下校したから早すぎたかな…?(笑)」


あたしと香希は、フフッと笑った。



「あ!未有!香希!おかえり。早かったね?」

台所のママがあたし達2人に気付いて声をかけてきた。

「あ!ただいま。」

「香希、部活は今日ないの?」

「今日は休みなんです。終業式だから早く帰ろうみたいな。明後日から本格的にしごかれるんすよ!」


2人が会話をしている間、あたしは鞄を置き、エプロンに着替えた。
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