寮生活は秘密がいっぱい☆
「…つーか、お前っていつもより少し目小さいんだな(笑)」


マシマジとあたしの顔を見た後に、香希はそう言った。


一瞬何のことを言われてるのかわからなくて、沈黙したが、自分が素っぴんだったことに今気付いた。


「ちょ…!うるさいな!」

香希に素っぴんを見せるのは初めて。
目が小さいとか…!
うるさいよ!!


「香希の意地悪!キライ!帰って!」

ちょっと冗談まじりで、あからさまに口を膨らませて後ろを向いたあたし。

ちょっと今の行動子供っぽかったかなって思ったんだけど…



後ろからいきなりギュウって抱き締められた。
< 182 / 242 >

この作品をシェア

pagetop