寮生活は秘密がいっぱい☆
いつものようにバイトに向かう香希。玄関から外に出ると、後ろから呼び止められた。


「香希。ちょっと話あんだけど。」


「…どうした?拓海。」


「未有のことなんだけど…。おまえら付き合ってんだろ?」


拓海のいつもより低い声に不審に思った香希。


「…ああ…そうだけど…。」

そう香希が言った瞬間…。




ガッ…!




香希の頬を拓海が殴った。その衝撃で香希はよろつく。



「…ってぇ…。いきなり何すんだよ!」


短期な香希はキレ始めた。


「俺さ、未有の事ずっと好きだったんだよな。」


拓海は鋭い目で香希を見ている。
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