寮生活は秘密がいっぱい☆
「…。そうだよね、ちゃんと話さないとね…。」


「拓海の方がよくなったわけじゃねえんだろ?」


「そんなことあるわけないじゃんか!」


あたしの力強い答えに、フッと笑う雄司。

「よかった。それ聞いて安心したよ。」



雄司には心配かけてばっかだなぁ…。


…ってか!
何で雄司が色々知ってんの?
この1週間、香希にはもちろん、雄司にも何も話していないはずなのに…!



あたしがこの疑問を問いかけると…


「俺は何でも知ってんだよ。勘がいいからな。それよりも、早く香希と話しろよ。なんかあったら言ってくれればいいんだから。」


相変わらず心配してくれる雄司に申し訳なくなった。


とにかく、香希と話をしなくちゃね。
< 216 / 242 >

この作品をシェア

pagetop