寮生活は秘密がいっぱい☆
学校は、来週の文化祭に向けて大忙し。


あたしのクラスは喫茶店をやることになっている。


この1週間、授業のほとんどが準備になります。



「あー、ペンキ切れた。誰か近くで買ってきて。」


「ならあたし行くよ。」

クラスの子たちの頼みに、快く引き受けたあたし。
ペンキ売ってる店は学校のすぐそこだし、外は晴れ晴れして気持ち良さそうだったから、行くことにした。


教室を出たら、香希が準備のために廊下にいた。


もしかしたら、今が話すチャンスかも…。


「…あ。香希、今ちょっといいかな?」


「…うん。」


あまり目を合わせてはくれなかったが一緒についてきてくれた。
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