寮生活は秘密がいっぱい☆
「いってきます☆」


あたしは雄司と直也先輩と3人で学校へ向かった。



「そんなしけた顔してんなよ!」

雄司があたしの頭をポンっと叩く。


「お前が笑ってないと、周りも笑ってくれないぞ。」

雄司はニコッと笑った。


「ありがとう。」


雄司は何でいつも優しいのかなぁ…?

雄司に何も返せていないのが申し訳ないよ…。






教室に着くと、聖子と夏乃は既にいた。
2人ともウキウキしている。


「未有!早くこれ着よう♪」


出してきたのはメイド服。

「ええー???これ着るの??」


あたしは絶叫した。

「あたり前でしょ!喫茶店と言ったらメイドじゃん!私スッゴい楽しみだったんだから♪」


夏乃…喫茶店=メイドって偏見だよ…。(笑)



あたしは自然と笑いが出た。

あたしが笑えばみんなが笑う。


そうだよね。
今日くらいは嫌なことは忘れて笑ってなきゃ♪
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