寮生活は秘密がいっぱい☆
その頃ー。



「ただいまー」

みんなが続々寮にもどってきた。



「あれ?未有は?」

一番最初にあたしがいないことに気づいてくれたのは香希だった。


「ああ…なんか体調が悪いらしくてね。料理も今日は手伝ってくれなかったのよ。」
ママは心配そうに言った。



「未有ちゃん、いままで熱が少しあっても寮には顔出ししてたよね…」
直也先輩が不思議そうに言った。


「学校では元気だったんだけどな…」
雄司が不思議そうに答えていた。

「なんかあったんじゃねーの?俺はしらねーけど。」
ぶっきらぼうに答えたのは違う学校の拓海。
拓海には朝ごはんに会っただけ。だから、あたしのことなんてわかるわけがなかった。



「お母さん…未有なんかあったんじゃねーの?」
香希はママに聞いてみた。




「うーん…それがね、なんか様子がおかしかったんだけど、聞いても体がだるいだけってしか言わないのよね…」



みんなはますますおかしいと感じていた。
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