寮生活は秘密がいっぱい☆
ママにも見られていたとは知らず、あたしと香希は隙間がなくなるくらい抱き締めあっていた。



「…っ!ばか!何でずっと話してくれなかったの?あたしはずっと寂しかったんだから!」


あたしは泣きながら香希に話をした。


「…ごめん…。俺短気だからすぐに喧嘩になるだろうと思ってさ…。でも、これで仲直りできたかな…?」


香希の優しい顔。

ああ、やっぱりあたしにはこの人なんだ…。



あたしは耳元で呟いた。

「大好き」って…。
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