寮生活は秘密がいっぱい☆
「やあ…未有ちゃん。」



その男はあたしの耳をぺろっとなめ始めた…。



ぞくぞくしてたっていられなくなってきた。



その時ー。




「おい!未有に何やってんだよ。」



ききおぼえのある声ー。




男の腕をつかんで、あたしから引き離そうとしていたのは、部活をしているはずの香希だった。





「お前なんで未有につきまとうんだ?」

さらに雄司の声も聞こえてきたー。



「ふ…ふたりとも…部活…は?」



あたしの質問はどーでもいいかのように、二人は男に話始めた。



「お前誰だよ。」



男の顔を見たが、まったく見たことがない。
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