寮生活は秘密がいっぱい☆
次の日の朝ー。



いつも香希があたしの手を掴んで登校するのに

今日はあたしと目を合わせようともしない。




そんなあたしたちを雄司は気づいて、
あたしの歩幅に合わせて一緒に走ってくれた。



その雄司の優しさが、香希をまた勘違いさせてしまったようで、凄い目でにらまれてしまう。





でも、今は正直真治の事の方が心配だ。


香希の誤解を解くためにも、まずは真治を助けなきゃ。



あたしはまたお節介な考えをしていた。
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