寮生活は秘密がいっぱい☆
「未有…」


遠くであたしを呼ぶ声が聞こえる。



「未有…」


その声はとても癒される。
あたしの大好きな声。

そういえば今日1日全く話さなかったな…
もう話してくれないのかな…

あたしには
あたしの心には
香希しかいないのに…



意地悪で
でも優しくて。


そんな香希が大好きー。





「未有!!!」


うっすらと目を開けると…


見覚えのある場所と顔。


「…香…希……雄…司…聖…子……真…治…」

あたしは消えそうな声でみんなの名前を呼んだ。


「未有…よかった…」

香希がぎゅうっとあたしを抱きしめてくれた。



ここはあたしの部屋だ。


香希がぎゅうってしてくれたから安心して、あたしはまた眠りについた。
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