寮生活は秘密がいっぱい☆
香希は泣いているあたしを抱き上げ、雄司を残し部屋を出た。



誰もいない食堂へ行き、香希はあたしを椅子に下ろしてくれた。




何も言わずに香希はあたしをギュッと抱きしめてくれた。





しばらくして落ち着き、雄司とさっき何があったのかを香希に聞いてもらった。




「未有…。もうほっとこう。雄司も自分でわかっててやってんだし…あいつも葛藤があんだろ。」


「でも…!香希はこのまま雄司とギクシャクしててもいいの…?」



「未有…。俺と雄司は…今は無理でも必ず時間が立てば元に戻るはずだ…だからお前はもう心配すんな。」


香希はあたしに無理をさせたくないからそう言ったのだろう。
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