寮生活は秘密がいっぱい☆
ドアをあけると、雄司がちょうど帰ってきたところだった。


「雄司…遅いよ!部活にしては遅すぎるから!ご飯冷めちゃったよ。」


雄司は何か様子がおかしかった。


そんな雄司に香希はいち早く気づいた。



「おぃ、雄司どうした…?」



香希が声をかけると雄司の目から涙が溢れてきた。


「雄司!?」

あたしと香希はその場にしゃがみこんだ雄司の元へ走っていった。



「…おまえ等の言うこと…聞いときゃよかった…。」



雄司は今にも消えそうな声で話し始めた。



「いつかは…わかってたんだ。いつかはこんな日が来るって…。でも…心の中では俺を選んでくれるんじゃねーかって…信じてた部分もあったんだ…。」
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