好きなんだ
気が付けばもう朝 


隣に先輩はいなかった 


ボーっとしている頭を無理矢理起こす 


布団から出ると 


冷たい空気が 


肌をさす 



寒さをこらえながら 



先輩の部屋から出る


先輩は温かいリビングで雑誌を見ていた 


柚に気が付くと 


「おはよ!早いじゃん」


って笑顔で挨拶をしてくれる 



先輩の隣に座り 


一緒に雑誌を見る 


緩やかな空気 


ゆっくりと進む時間 


心地良い 



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