ファースト・ラブ
「里奈、なんでアイツと居るんだよ…」
今は学校から近い公園に来ている。
「梨華と帰ろうとしたら、いきなり今元君が手を掴んできて走り出したの。」
「……」
龍は話を聞きながら、ため息をつき、空を見上げた。
私も龍と同じ空を見上げた。
そこには、キラキラ輝く星が私達を照らしていた。
「…星…綺麗だな。」
「……ぅん……」
「俺達上手くやっていけるよな」
「うん。」
「……良かった。じゃあもう帰ろ」
「……うん……」
私達は公園で別れて、家に向かった。