secret love


「比賀さん。お願いします」


「はい。分かりました」


比賀さんとは随分仲が良くなった
話しやすいし
なんか、お兄さん的な存在


「あのさ、ショウ。
お願いがあるんだけど」


「なに?」

「今日さ、対談するカイっていう
歌手いるでしょ?

その人さあたしの友達の望実の彼氏なんだ」


「ふ~ん。で?」


で?って。。。
ちょっと不機嫌だし・・・


「今日、修羅場だったんだけど
望実はまだ好きなんだよ・・・」


「俺がそれとなくカイって言う奴に
聞いてほしいの?」


うん。その通りなんですけど

なんかショウの後ろに
真っ暗なオーラが・・・漂っています


「うん・・・駄目?」


「別に・・・でも・・・
その代わりの代償、頂戴ね?」


「そんなぁ・・・」


まさか、見返りを求められるとは
思ってもなかった。

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