secret love



パシンッ!!!



「夢亜の嘘つき!!!」


「椿っ!!」


今朝、学校に来て教室に入った


そしたら、椿があたしの方に来て
いきなりあたしの頬にビンタした



「応援してくれるって言ってたのに!!
あたしのことで落ち込んでるって
全部嘘だったの!!!!」



物凄い形相であたしを睨んで
涙を流して叫んだ



「待って!誤解だってば!!」



「信じないよ!!
昨日、カイにもう一度告白したら
夢亜の事が好きだって言ってたんだから!!」



クラスの皆はあたしたちの様子を
驚いて黙って見ている



「まさか、友達に彼氏とられるなんて
思ってもみなかったよ!!

もう、あたしと夢亜は友達じゃない!!」



最後にそう言って教室を飛び出して行った椿



あたしも追いかけないとと思ったのに


「夢っ亜ちゃ〜ん!!」



なんでこんなタイミングで来るの!!

修羅場の張本人が来て
教室もざわめいている




< 129 / 412 >

この作品をシェア

pagetop