secret love
パシンッ!!!
「夢亜の嘘つき!!!」
「椿っ!!」
今朝、学校に来て教室に入った
そしたら、椿があたしの方に来て
いきなりあたしの頬にビンタした
「応援してくれるって言ってたのに!!
あたしのことで落ち込んでるって
全部嘘だったの!!!!」
物凄い形相であたしを睨んで
涙を流して叫んだ
「待って!誤解だってば!!」
「信じないよ!!
昨日、カイにもう一度告白したら
夢亜の事が好きだって言ってたんだから!!」
クラスの皆はあたしたちの様子を
驚いて黙って見ている
「まさか、友達に彼氏とられるなんて
思ってもみなかったよ!!
もう、あたしと夢亜は友達じゃない!!」
最後にそう言って教室を飛び出して行った椿
あたしも追いかけないとと思ったのに
「夢っ亜ちゃ〜ん!!」
なんでこんなタイミングで来るの!!
修羅場の張本人が来て
教室もざわめいている