secret love



オートロック式だから
椿に連絡しないと入れない


正直、入れてもらえるだなんて
思ってもない。



ピンポーン♪

あたしの気持ちを邪魔するかの様に
リズム良くチャイムがなる



「....はい。」


「あっ、あたし!!夢亜だよ」


「帰ってよ....なんでマンションまで来るの!」



「誤解を解きたいからだよ!
あたしは....カイくんと付き合ってないよそれに...あたしはショウと付き合ってる」


「そうやって...嘘つかないでって
何回言えばいいの?」



きっと向こうからあたしの顔は見えてる
あたしは...椿の顔が見えないよ



「夢亜。俺が言ってもいい?」


信じてくれない椿に
ショウから直接言ってくれる


「椿さん。こんばんは。ショウです」




「本当にショウくん?」


「はい。俺と夢亜は付き合っているんです
ただ、皆に秘密ってだけで
ちゃんと付き合っているんです。
カイさんとのことで夢亜は椿さんの為に
一生懸命だったんです。
でも......アイツは最低な男ですよ?」





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