secret love


「じゃ.....おこと..ばにっ
甘えるよっ!」



勢い良く飛び込んできた椿


あたしは椿の気持ちを受け止めて
ポンポンと頭を撫でる


「うっ....っ....」


1人でいるって寂しいよね..

今度から泣く時は
あたしと一緒だからね?


これは、約束だからね!!


「あの〜....
俺のこと忘れてない?」


...........忘れてた。



「ぷっ....良かったね?夢亜
こんないい彼氏がいてさ?」


「ありがとう。
椿にもいい彼氏できるよ!!」



「う〜ん....しばらくはいいかな?
恋愛はお休み!!
しばらく仕事に専念して!
カイなんてあたしから潰してやるんだから!」



こういう時の女は本当に怖い


元気な振りは分かっているけど
あえてここは何も言わない...


「あのさ...椿さんのファンが
俺の友達にいるんだけど
友達になってやってくれませんか?」



1つの恋が終われば
1つの恋が始まる


それは、遅くても早くて恋はしてしまうもの



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