secret love



どれくらい走っただろう.....


スタジオを飛び出して
夜の街にいるあたし


ネオンに照らされている建物は
昼とは違ったり雰囲気をだしている


スーツを着た人は家路を急ぐ


ストリートライブをやっている人もいる



皆動いている中で
あたしだけは動いていない.....。



「飛び出したはいいけど.....
どうしよう....」


あたしは今何も持っていない

お金だって、携帯もスタジオだ。



ゆくあてもないあたしはポツンと
取り残されている。



ドンッ!!



「いってーなぁ!!」



「........すいません。」


ぶつかられても何も痛みは感じない


「あれ?夢亜?」



悪いことがあったらいいことだってある


「望実......」


「どうしたの?1人で....」



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