secret love
「何....言ってるんですか...?」
抱きしめられたまま
どんどん加速してゆく心臓の鼓動
「俺はショウの代わりにならない?
今だけの男でもいいよ。
夢亜ちゃんが涙を流す時だけ
傍にいる男でもいい.......
俺は夢亜ちゃんに嫌なこと沢山した
それでも...やっぱり好きなんだ」
もう、男性に恋をしない
そう、心の中で思った
それなのに、現実は残酷だ
「ごめんなさい.....
あたし、翔のことが好きなんです。
振られても、疲れたって言われても
翔しか好きになれない...」
ごめんなさい...ごめんなさい
何度もそう謝った
「週刊誌に載ってたよ?
ショウとマユミのこと....」
週刊誌は恐ろしい
いったい何処からそんな情報を集めてきたのだろう
週刊誌を見たくなくても
自然とあたしの目は週刊誌に.....