secret love
「それで、別れたのね...」
「....はい」
「翔.......あなたはまだ好き?
夢亜のこと」
好きに決まっている
夢亜以外、考えられない
「はい。俺は夢亜のことが好きです」
社長の顔を見て
俺は夢亜が好きだと言った。
「そう........
夢亜ね、翔と別れた時から
ずっとあんな状態だったの。
毎日、泣いてた....
無理して笑っているって見てて分かったわ....
でもね?あたしはあえて
何も言わなかったの...
また、翔が戻ってきてくれるって
信じていたから
別れた理由を知らなかったあたしに
そんなこと言われたくないかもしれないけど
夢亜はまだ翔のことが好きなのよ」
残酷すぎる言葉。
そんな言葉を聞いたら
今すぐにでも夢亜を抱きしめたい
ごめんって何度も謝って
夢亜が泣いてた日々を償いたい....
「俺、考えがあるんです。」