secret love
あたしが望実に言ったこと..
ーー『善は急げ!!』
って言ったんだっけ?
よく覚えててくれたな......
懐かしい頃の思い出に少々浸りながら
翔に見せに行く覚悟を決めた。
可愛くなくても
保障はないんだからね?
翔があたしを婚約者として選んだからね
ドアを開け、隣の部屋のドアをノックする
コンコンっ...
「はーい!!」
声の主は風真くんで、
すぐにドアが開かれた
「あっ、夢亜ちゃんじゃん!!
.............綺麗だなぁ...」
「えっ?ホントに!?」
「あっ、うん♪
翔も今終わったところだよ?」
視界が風真くんから
部屋の中にいる翔に映り変わった
「翔?夢亜ちゃんだよ〜」
風真くんが翔を呼んであたしを
部屋の中に通した