secret love



「ごめんね?
..........好きだから..じゃ軽いかもしれないけど



結婚ってやっぱ、
一生の内で3本の中に入ると思うの


その結婚を翔としたいって
思ったんだ...」



「っ...そう..か」


「うん。
でも、あたしはいつでもお父さんの子だよ?

いつまでたっても、
お父さんの子」



名字が変わっちゃうけど
"夢亜"って名前はずっと変わらない



最初に付けてくれた
大切なプレゼント



「そう....だな....。


いくか...」


「うん。お父さん♪」


係の人がドアを開けて
眩しいくらいの光が振り注ぐ




「ちゃんと、歩きなさい......」


「うん......」


お父さんの腕に手を回す
お父さんの腕は
温かく、翔とは違った力強さがあった




パチパチ!!!パチパチ



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