secret love




「それでは、誓いのキスを...」



人前でキスって恥ずかしいよ
今はベールがあるから
あんまり翔の顔が見えないからいいんだけどさ



コレ、捲られるんだよね
うぅ〜緊張する




翔の手がベールにかかり
優しく上にあげる
そして、自然と翔の顔を見るかたちとなり、


翔の顔が近付いてくる




あたしは目を閉じて、
翔からのキスを待つ




チュ.......



それは、今までの中で一番優しく
温かいものだった.....


触れるだけのキス



「幸せにするから......」


小さく、あたしだけに聞こえるように
呟いた言葉




「うん.....絶対にね?」



「指輪の交換を行なって下さい。」



トクン....トクン.....

翔があたしにくれた
あのネックレスのピンクのダイヤモンド




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