secret love



「分かったって.....何がですか?」



怖くて聞きたくないけど、
聞かずにこのまま流されるのは
もっと嫌だ。






「笑わないでよ?」



もう、覚悟はできている。
どんな結果だろうと構わない



「絶対に笑いませんから.....。

だから、振って下さい。」








「はぁ?」



先生の気の抜けた声
ギュッと目を瞑っていたけれど
先生の声で目を開けてみる




「........先生?」


キスした時と同じ表情で
口をあんぐり開けている




なによ......

自分から言っちゃだめなの?


手間だって、省けたでしょ....
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