secret love



全てがゆっくり流れている


風も。時間も。空の雲の流れも



あたしの鼓動だけは...
もの凄く速く動いているけど...



「なんか、緊張してるね?」



「.....まぁ。」



「今日さ、夢亜を呼んだのは
大切な事を言おうと思ってさ。」



「うん....」



なんて言っていいのか分からない


その先が早く聞きたい


でも......聞きたくない


あたしが予想している考えは
ただの自意識過剰なのかもしれないし...


やっぱ、本人の口から
聞きたいと思っている



「あのさ......俺、やっぱ
夢亜のこと好きじゃないみたい....」




え......?

...あたし、バカなのかなあ



1人で思い上がって
もしかしたら?って思ってた


まだ、翔はあたしの事
好きでいてくれているって
勝手に思ってた.....






< 66 / 412 >

この作品をシェア

pagetop