secret love
全てがゆっくり流れている
風も。時間も。空の雲の流れも
あたしの鼓動だけは...
もの凄く速く動いているけど...
「なんか、緊張してるね?」
「.....まぁ。」
「今日さ、夢亜を呼んだのは
大切な事を言おうと思ってさ。」
「うん....」
なんて言っていいのか分からない
その先が早く聞きたい
でも......聞きたくない
あたしが予想している考えは
ただの自意識過剰なのかもしれないし...
やっぱ、本人の口から
聞きたいと思っている
「あのさ......俺、やっぱ
夢亜のこと好きじゃないみたい....」
え......?
...あたし、バカなのかなあ
1人で思い上がって
もしかしたら?って思ってた
まだ、翔はあたしの事
好きでいてくれているって
勝手に思ってた.....