secret love
「お母さん!」
「夢亜。お帰りなさい
早く乗って?」
機嫌は悪くないみたい
ベンツの後部座席に座って
シーベルトをしめる
タイミングを見計らったのか
お母さんが口を開いた
「またまた、突然なんだけど
夢亜、ショウのマネージャーやってくれない?」
「へっ!?なんで!!」
朝から展開早過ぎるってば!
「今皆それぞれ付いてるから
夢亜にしか頼めないのよ....
いいでしょ?
夢亜、ショウのファンでしょ?」
確かにファンだけどさ....
あんな近くにいたら
心臓もたないって!!
「っていうか、夢亜に拒否権はないのよ
ショウ直々のご指名だからね?」
やったじゃない!
とでも言いたいように
あたしにウインクしてきた