secret love



「そ....んな訳ないじゃ〜ん!!

何変な事言ってんの〜
あははは....」


無謀な抵抗と言うなんでしょうか


望実は冷ややかな目で
あたしを見ている



「バレバレ....
さっきだって耳元で...」



見られてたんだ...


これはもう言い逃れできない?



「うん..ごめん。
付き合ってるんだ」


「何でそんな暗い顔してんの!?
付き合ってんのにそんな暗い顔しないの!!

笑って?
あたしは秘密にしておくから!!」



望実はあたしの不安を
ちゃんと見抜いていて
申し訳ないと思う..


騙してた訳じゃないけど
なんか気持ちが落ち着かないなぁ...


「ありがとう..
あと、ごめんね?秘密にしてて」



「今知ったからいいや〜


その代わりに
ショウに誰かいい人紹介しろ!
っていっといて!?」


「うん!!」


望実はあたしを笑顔でおくりだしてくれた




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