ケータイ恋愛小説家
「お前の小説の良さって、そういうとこにあるんじゃねぇの? 確かに大人から見れば、ありえない設定だよ。だけど人気あんだろ? ありえなくてもなんでもさ……読者はお前の書く小説が好きで更新楽しみにしてんだろ?」
「うん……でもね。……あたしもわかっちゃったんだ」
あたしはそこでようやく蓮君の方へ顔を向けた。
「何を?」
蓮君もじっとあたしの目を見つめる。
蓮君の大きくてキレイな目に吸い込まれそうになる。
あたしは気づかれないように小さく息を吸い込んで、それから呟いた。
「恋する気持ち」
「うん……でもね。……あたしもわかっちゃったんだ」
あたしはそこでようやく蓮君の方へ顔を向けた。
「何を?」
蓮君もじっとあたしの目を見つめる。
蓮君の大きくてキレイな目に吸い込まれそうになる。
あたしは気づかれないように小さく息を吸い込んで、それから呟いた。
「恋する気持ち」