ケータイ恋愛小説家
正直、ここを見るのが一番怖い。
無意識のうちに目をギュッと閉じてしまった。
考えてみれば、一ヶ月近く小説もサイトも放置したままだった。
読者は怒っているかもしれない……。
もう、わたしに見切りをつけて、来なくなった人もいるだろう。
それならまだいい。
ひょっとしたら、小説が更新されていないことに対して不満を書いている人もいるかもしれない。
だって、あたしは読者に何の説明もせずに、いきなり放置したんだもん。
あるいは、荒らされてるかもしれない。
最悪の事態をも想定してしまったあたしの頭の中には、暴言飛び交う荒れ果てた掲示板が浮かんだ。
――怖いよ。
だけど、どんなことになっていたって、自分の責任だ。
どんな結果が待っていようと、ちゃんと受け止めなきゃいけない。
そうだよね?
その時、瞼の裏に浮かんだのは蓮君の顔だった。
「自信持って書け」って言ってくれた蓮君の笑顔。
あたしは恐る恐る、ゆっくりと瞼を開けた。
最初は薄ぼんやりしていた文字がやがてはっきりと見えてくる。
あたしはそこに並んだ文字を見て、息を飲んだ。
な……何これ……?
無意識のうちに目をギュッと閉じてしまった。
考えてみれば、一ヶ月近く小説もサイトも放置したままだった。
読者は怒っているかもしれない……。
もう、わたしに見切りをつけて、来なくなった人もいるだろう。
それならまだいい。
ひょっとしたら、小説が更新されていないことに対して不満を書いている人もいるかもしれない。
だって、あたしは読者に何の説明もせずに、いきなり放置したんだもん。
あるいは、荒らされてるかもしれない。
最悪の事態をも想定してしまったあたしの頭の中には、暴言飛び交う荒れ果てた掲示板が浮かんだ。
――怖いよ。
だけど、どんなことになっていたって、自分の責任だ。
どんな結果が待っていようと、ちゃんと受け止めなきゃいけない。
そうだよね?
その時、瞼の裏に浮かんだのは蓮君の顔だった。
「自信持って書け」って言ってくれた蓮君の笑顔。
あたしは恐る恐る、ゆっくりと瞼を開けた。
最初は薄ぼんやりしていた文字がやがてはっきりと見えてくる。
あたしはそこに並んだ文字を見て、息を飲んだ。
な……何これ……?