ケータイ恋愛小説家
「……それ……ホント?」
しばらくの沈黙の後……ようやく声を絞り出した。
「マジ」
春奈はただ首をゆっくりと縦に振った。
――どうしよう。
待って。
頭が整理できない。
「単なる噂じゃなくて?」
「噂じゃないよー。うちの親PTA役員やってるからさ。たしかな情報だよ」
「……そなんだ」
「てか。もうみんなんとこにも連絡いってんじゃないかなぁ?」
春奈のその言葉にあたしはハッとした。
そして、恐る恐る尋ねる。