ケータイ恋愛小説家
「ん……。はぁ……」
どのぐらいそうしてたのか、やがて彼の口から悩ましげな吐息が漏れた……。
「終わったの?」
あたしは恐る恐る彼の目を見つめる。
「ああ……」
「きゃぁ……やっぱ血、出てるよぉ」
「ごめんな? 痛かった?」
「蓮君ひどいよぉ……無理やりなんだもん」
「そりゃ血も出るよな……。こんな太くて大っきいのが入ってたんだからさ」
蓮君は不敵な笑みを浮かべると、ソレをアタシの手に触らせた。
「や……こんなに大きいのが入ってたの? 信じらんないよぉ」
あたしはマジマジと今の今まであたしの中に入っていたソレを眺めながら呟いた。
「ほんと……太い……」