『叶えたいこと』
屋上の、君。2
「やあっ!」
「あ、今日もいた」
お昼間の屋上。昨日の男の子が笑顔でいた。
「あれ、ご飯は?」
あたしがお弁当箱を広げていると、彼は横でそれを眺めていた。
「あ、も、もう、食べちゃった」
「早いわね」
「うん、お腹減っちゃって」
「んー…あ、じゃあ、これいる?」
卵焼きを差し出す。
「あ、いいや、お腹一杯だし」
ちょっと残念そうな顔。遠慮することないのに。
「そういえば今日は、なんか元気そうだね」
「そう?」
「うん。昨日よりすがすがしそうだ」
「そうかなあ。あ、さっきクラスの女子に文句言ってやったのよ」
お弁当を食べながら、ちょっと得意げに言う。
「文句?」と彼は不思議そうな顔だ。
「あ、今日もいた」
お昼間の屋上。昨日の男の子が笑顔でいた。
「あれ、ご飯は?」
あたしがお弁当箱を広げていると、彼は横でそれを眺めていた。
「あ、も、もう、食べちゃった」
「早いわね」
「うん、お腹減っちゃって」
「んー…あ、じゃあ、これいる?」
卵焼きを差し出す。
「あ、いいや、お腹一杯だし」
ちょっと残念そうな顔。遠慮することないのに。
「そういえば今日は、なんか元気そうだね」
「そう?」
「うん。昨日よりすがすがしそうだ」
「そうかなあ。あ、さっきクラスの女子に文句言ってやったのよ」
お弁当を食べながら、ちょっと得意げに言う。
「文句?」と彼は不思議そうな顔だ。