リボンの指輪
香織が“あいつ”と言えば、一人しかいない。
そして、頼が“あの女”と言えば、一人しかいない。
もう、ここまできたら、どっちもどっちっていう感じだ。
「今日は風邪で休み」
「よっしゃぁ!」
香織が図太い声を上げる。
「か、香織さん?」
「あー、久しぶり。あいつの顔を見ないなんて」
「確かに、陽菜と付き合うようになってから、本当に毎休み時間来るもんな」
「何も話さないくせにね」
香織が、つまらなさそうに言う。
そう言えば、ここ最近、毎日頼と一緒にいたような気がする。
そして、頼が“あの女”と言えば、一人しかいない。
もう、ここまできたら、どっちもどっちっていう感じだ。
「今日は風邪で休み」
「よっしゃぁ!」
香織が図太い声を上げる。
「か、香織さん?」
「あー、久しぶり。あいつの顔を見ないなんて」
「確かに、陽菜と付き合うようになってから、本当に毎休み時間来るもんな」
「何も話さないくせにね」
香織が、つまらなさそうに言う。
そう言えば、ここ最近、毎日頼と一緒にいたような気がする。