リボンの指輪
あたしが腕を組んで唸っていると、香織が呆れたようにため息をついた。
「欲がなさすぎるよね」
「あー、それは俺も思う」
優希くんまでが、納得したかのように、大きく頷く。
優希くんが頷いたら、何だか妙にリアルだ。
一応、あたし達は、“元恋人”という、関係にあるのだから。
「もっとわがまま言ってくれてもよかったかなー、なんて」
「ね!!」
“ね!!”とか、あたしに同意を促すかのように、香織がじっとあたしを見る。
「こ、これでもわがままにしてる方だと…」
「ちっがーう!!!!」
「欲がなさすぎるよね」
「あー、それは俺も思う」
優希くんまでが、納得したかのように、大きく頷く。
優希くんが頷いたら、何だか妙にリアルだ。
一応、あたし達は、“元恋人”という、関係にあるのだから。
「もっとわがまま言ってくれてもよかったかなー、なんて」
「ね!!」
“ね!!”とか、あたしに同意を促すかのように、香織がじっとあたしを見る。
「こ、これでもわがままにしてる方だと…」
「ちっがーう!!!!」