リボンの指輪
頼は、痛そうに、涙目になって、あたしを睨む。
「いてぇな、この馬鹿力!!」
「頼がか弱いだけじゃないのぉー?」
あたしは勝ち誇った顔で、頼を見る。
涙目で睨まれたって、全く、ちっとも怖くないっての。
「死ね」
「死んだら呪い殺す」
「……」
頼が、呆れたように、ため息をつく。
あたしだって、頼との一件で、少しは強くなったつもり。
と、いうより、“頼には負けない!!”って気持ちが、強くなった。
「お前、俺は病人だぞ」
「いてぇな、この馬鹿力!!」
「頼がか弱いだけじゃないのぉー?」
あたしは勝ち誇った顔で、頼を見る。
涙目で睨まれたって、全く、ちっとも怖くないっての。
「死ね」
「死んだら呪い殺す」
「……」
頼が、呆れたように、ため息をつく。
あたしだって、頼との一件で、少しは強くなったつもり。
と、いうより、“頼には負けない!!”って気持ちが、強くなった。
「お前、俺は病人だぞ」