リボンの指輪
お昼ご飯、頼と食べるようになってから、香織と優希くんが話す回数も増えた。
そしたら、だんだんと、性格まで似てきたらしい。
「そ、そうかなっ?」
優希くんに言われると、若干気まずいとか思うのは、あたしだけだろうか。
「だって、俺ん時とは、全然違うんだもん」
「えぇ?」
「楽しそうに話するなって思って」
「優希くん時も、こんな感じじゃなかった?」
あたしがそう言うと、優希くんは、困ったような笑顔になった。
こういうときでも、笑顔は崩さないのが、優希くんだ。
「俺ん時は、もっと、緊張してたべ、陽菜」
「あ、確かに…でも、それは好きだったから逆に、みたいな」
「それとはちょっと違う気が…」
あれは、そういうことじゃないの?
そしたら、だんだんと、性格まで似てきたらしい。
「そ、そうかなっ?」
優希くんに言われると、若干気まずいとか思うのは、あたしだけだろうか。
「だって、俺ん時とは、全然違うんだもん」
「えぇ?」
「楽しそうに話するなって思って」
「優希くん時も、こんな感じじゃなかった?」
あたしがそう言うと、優希くんは、困ったような笑顔になった。
こういうときでも、笑顔は崩さないのが、優希くんだ。
「俺ん時は、もっと、緊張してたべ、陽菜」
「あ、確かに…でも、それは好きだったから逆に、みたいな」
「それとはちょっと違う気が…」
あれは、そういうことじゃないの?