リボンの指輪
「よーり」




翌日。




やっぱり頼の態度は、昨日とは全く、どこも変わらなかった。




無視の嵐。




「頼ってばぁー」




「話かけんな」




「ね、何怒ってるの?」




「別に」




無視されなかったとしても、こんな感じの繰り返しだった。




「……明後日、クリスマスだよ」




「だから?」




「何も、思わないの?」




「別に」
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