リボンの指輪
まさか、頼の口から、そんな言葉が出るなんて。
「頼……かっこいいよ、それ!!」
だってそれって、“好きな人に気付いてもらえなきゃ、意味がない”っていうことでしょう?
あたしもそんな、大それたこと言ってみたい。
「分かった。あたし、ちゃんと頼のこと見守るね!!」
頼が、少し恥ずかしそうに、
枕に顔をうずめる。
「……陽菜の匂いがする」
枕の下から、くぐもった声が聞こえる。
「キャ―――!離れて!」
間接的にでも、匂いをしっかりとかがれるのは、恥ずかしいものがある。
匂いを気にしているわけじゃないけど、一応女の子だもん。
「やだー」
「頼の変態っ!やだやだっ」
「頼……かっこいいよ、それ!!」
だってそれって、“好きな人に気付いてもらえなきゃ、意味がない”っていうことでしょう?
あたしもそんな、大それたこと言ってみたい。
「分かった。あたし、ちゃんと頼のこと見守るね!!」
頼が、少し恥ずかしそうに、
枕に顔をうずめる。
「……陽菜の匂いがする」
枕の下から、くぐもった声が聞こえる。
「キャ―――!離れて!」
間接的にでも、匂いをしっかりとかがれるのは、恥ずかしいものがある。
匂いを気にしているわけじゃないけど、一応女の子だもん。
「やだー」
「頼の変態っ!やだやだっ」