親友の君は
信じない
あれからしばらく学校にも行ってなかった。
食欲もでない。すっかり痩せ細ってしまった。
「ちょっと、咲羅、残さずしっかり食べなさいっ!あなた、随分痩せたんじゃないの!?」
私はいじめられていることは親には話さなかった。幸い、親から学校に聞くこともなかったので、ずっと知らないままでいた。だから、食欲が無いことも、不登校でいるのも、親はとても心配していた。
こんな情けない自分を誰にも知られたくなかった。だから、親にも先生にも話していない。少しでも誰かに話せば楽になるだろうに、自分一人で抱え込んでいるせいで、余計に苦しかった。
でも、このままだと勉強が遅れてしまい、高校受験が迫っているというのに受験どころでは無くなってしまう。
行かなければならない。
今日はがんばって、自分の意に背いてでも学校に行くことにした。
食欲もでない。すっかり痩せ細ってしまった。
「ちょっと、咲羅、残さずしっかり食べなさいっ!あなた、随分痩せたんじゃないの!?」
私はいじめられていることは親には話さなかった。幸い、親から学校に聞くこともなかったので、ずっと知らないままでいた。だから、食欲が無いことも、不登校でいるのも、親はとても心配していた。
こんな情けない自分を誰にも知られたくなかった。だから、親にも先生にも話していない。少しでも誰かに話せば楽になるだろうに、自分一人で抱え込んでいるせいで、余計に苦しかった。
でも、このままだと勉強が遅れてしまい、高校受験が迫っているというのに受験どころでは無くなってしまう。
行かなければならない。
今日はがんばって、自分の意に背いてでも学校に行くことにした。