White X'mas



「つーか、最初は軽はずみで『別れる』とか言ったのに、こんな大きな話しになってさ、そっちもびっくりだよ。」

「……軽はずみ?」

「そう。里架の反応が見たくて。 でも、すんなり受けちゃうからさ、軽くショックだった……。」




軽はずみ……。




私、すっごい悩んだのに……。



それはなんだったの?



ってことは、私達はずっと両思いだったんだね?




「なによー!!私、すっごい悩んだんだからね!? 軽はずみとかって言葉で片付けないでよ!!」

「悪かったって。つーか里架も反論すれば良かっただろ!?」

「うっ……それもそうだけど……。」


「ぷっ。」



隆治が私の反応を見て笑いだした。


その笑いに引き攣られて私も笑った。







また、こんな日が来るなんて。


私、すごい幸せ。









.
.
.
< 21 / 24 >

この作品をシェア

pagetop