White X'mas
「つーか、最初は軽はずみで『別れる』とか言ったのに、こんな大きな話しになってさ、そっちもびっくりだよ。」
「……軽はずみ?」
「そう。里架の反応が見たくて。 でも、すんなり受けちゃうからさ、軽くショックだった……。」
軽はずみ……。
私、すっごい悩んだのに……。
それはなんだったの?
ってことは、私達はずっと両思いだったんだね?
「なによー!!私、すっごい悩んだんだからね!? 軽はずみとかって言葉で片付けないでよ!!」
「悪かったって。つーか里架も反論すれば良かっただろ!?」
「うっ……それもそうだけど……。」
「ぷっ。」
隆治が私の反応を見て笑いだした。
その笑いに引き攣られて私も笑った。
また、こんな日が来るなんて。
私、すごい幸せ。
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