終わらない恋
始まり
私は夢原流姫亜(ゆめはらるきあ)

お父さんの仕事の都合で福島から東京に引っ越してきた。

生まれてからずっと田舎にいたから東京に来るのが楽しみだった。

でも・・・。

転校するのは嫌だったかも。

仲良しだった友達と離れるのが寂しかった。

まぁ・・・我慢するか。








車で新しい家に向かって3時間。

まだ着かないのかなぁ・・・。

「お母さんまだ?後何時間?」

「後ねぇ・・・10分位かな?ねぇ流姫亜、前の学校の成績みたいに学年トップになるのよ!!期待してるわ!!」

「そんな期待されても困るんだけど!」

「流姫亜、着いたわよ。」

「おぉぉぉぉぉぉぉぉ!!一軒家だぁぁ((お兄ちゃんと別々の部屋がいい!!))」

「ねぇねぇ、お兄ちゃんと部屋違うよね。」

「当たり前でしょう。」

当たり前なんだ・・・。

やったね!!

念願の一人部屋!!

これでお兄ちゃんから解放される。

「流姫亜、何してんのよ。早く入りなさい!虫が入るでしょう!!」

「はいはい・・・。」

「返事は1回!!」

「はーい」

「それにしても綺麗な家だな・・・。」

「あら、廉早かったのね。」

「すぐ近くだったからな。流姫亜と別々の部屋で良かった。もうこいつと一緒はやだからな」

「何よ!それはこっちの台詞ですぅ」





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