終わらない恋
この人が私の兄の廉。

意地悪なお兄ちゃんだけど・・・結構優しい。

「流姫亜、部屋片付けようぜー。」

「うーん。」

「おぉぉぉぉぉぉ!!やったぁぁぁ!!案外広いじゃん。でも・・・片づけるのめんどくさいなぁ・・・。っよし、頑張るか。」

要らない物引っ越す前に捨てておけば良かったな。

「あれ?何これ。アルバムか・・・。」

ヒラッ

何だ?

写真だった。

私だ。でも、隣に写ってるの誰だろう。

お兄ちゃんかな・・・。

訊いてみよっと。

「お兄ちゃん、私の隣に写ってるのってお兄ちゃん?」

「違くね?俺赤ちゃんの時こんな顔してねぇーよ。」

「えぇー、じゃあ誰だろう・・・。」

「母さんに訊いてみれば?」

「だね。 お母さん。」

返事なし。

「お母さん!!」

ったく。もういいや、階段降るか。

「お母さん、私の隣に写ってるのって誰?」

「あれ?誰だったかしら・・・。ごめん、忘れちゃったわ。」

((覚えとけよ!))

「わかった・・・。」

気になるけど…もういいや。










これから…新しい人生が始まるんだ。

頑張らなくちゃ。

私の第二の人生だ。

これからは…まっとうに生きなくちゃ。












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